ターン1では2位ベッテルにペレス、マッサ、オコンが並び掛けていき、ベッテルは再びなんとか2位を守ったがマッサがペレスの前へ。続くターン2でオコンがペレスのインに並びかけ、サイドバイサイドで接触。
ペレスはコンクリートウォールの間に挟まれる形でステアリングアームを壊してピットインを余儀なくされる。オコンの右リヤタイヤがバースト、そしてその直後を走っていたライコネンもデブリで左リヤタイヤをパンクさせてリヤウイングなどに大きなダメージを負いながらピットに戻る。
コース上にあまりに多くのデブリが落ちている状況を鑑みてレースは赤旗中断とされ、路面の清掃が行なわれる。18時15分にレースはSC先導で再開される。この中断の間にライコネンとペレスはマシンを修復して隊列に戻ったが、ピットレーン停車中以外の作業は禁止されているためドライブスルーペナルティを科された。
マッサはレース再開直後からマシンの調子が振るわず他車に次々と抜かれ、そのままピットに戻ってリタイア。マッサを抜いて5位に浮上していたヒュルケンベルグもターン7でインをカットしコンクリートウォールにヒットして右フロントサスペンションを壊しリタイアを喫してしまった。
首位を行くハミルトンはヘッドレストが外れてしまい、手で押さえて走っていたもののチームは交換のためピットに呼び寄せてサインツの後方9位まで後退。SC中の危険行為に対して10秒ストップ&ゴーペナルティが科されたベッテルもピットに向かい、これを消化してハミルトンの前でコースに戻った。