これで首位リカルド、2位は5秒後方でストロール、そこから13秒離れてマグヌッセンを抜いた3位オコン、4位ボッタス、5位ベッテル、6位ハミルトンの集団が続く。7位にマグヌッセン、8位アロンソ、9位サインツが続く。10位のエリクソンに対し秒差で僚友パスカル・ウェーレインが続き、あわやクラッシュという場面も。その後ろからはタイヤのフレッシュなバンドーンが1周1秒以上速いペースで入賞圏を目指して追いかける。
3位ボッタスがファステスト連発の走りで追いかけ、2位ストロールも自己ベストを更新しながら逃げるものの両者の差は1周1秒ずつ縮まっていく。
首位リカルドは危なげなく後続を引き離したまま51周を入りきり、今季初優勝。そしてボッタスは最終ラップのストレートでストロールのスリップストリームを捕まえ、フィニッシュライン直前で逆転を果たして0.105秒差で2位。
それでもストロールは3位で自身初の表彰台獲得を果たした。最後まで激しいバトルを続けたベッテルとハミルトンは順位の交代はなくベッテルが4位、ハミルトン5位でレースを終えた。
中団は6位オコン、7位マグヌッセン、8位サインツの順で入賞。アロンソが「バッテリーに問題、パワーがない」と3秒ほど遅いペースになりサインツに抜かれたものの10位ザウバーは30秒以上後方であるためそのまま走り続け、途中からは自己ベスト更新連発の走りが復活し、9位で今季初ポイント獲得を果たした。
10位には途中でチーム内で順位を入れ換えたザウバーのウェーレインが入り、バンドーンは0.366秒エリクソンに及ばず12位でレースを終えた。