フォース・インディア勢、ダニール・クビアト、ロマン・グロージャンはルノーとマクラーレンからは0.3秒ほど差を付けられてQ2敗退。その集団の最上位カルロス・サインツJr.だけが辛うじて10位でQ3進出を果たしたかたちで、パーマーは僚友ヒュルケンベルグから0.7秒落ちのタイムしか記録できず11位でQ2敗退となってしまった。
Q3開始直後にコースインしたハミルトンはマシンバランスに不満を訴え、1回目のタイムアタックでターン4でコースオフしてしまったためアタックを断念してピットに戻る。
ここでもベッテルが他を圧倒する速さでトップに立ち、1分16秒276。ボッタスは0.355秒差で2位、フェルスタッペンは0.521秒差で3位、リカルドは0.600秒差で4位という順。中団はここでもヒュルケンベルグが最上位でアロンソが0.1秒差で続く。
残り3分でいよいよ各車が最後のアタックに出て行くが、またしてもハミルトンはタイヤのバイブレーションを訴える。ここでベッテルは自己ベストを更新できなかったもののメルセデスAMGが伸び悩んだためポールポジションを獲得、ライコネンも最終アタックで0.168秒差まで迫って2位を獲得した。
フェラーリは第6戦モナコGP以来の今季3回目のフロントロウ独占となる。メルセデスAMG勢は3位ボッタス、4位ハミルトン。レッドブル勢は5位フェルスタッペン、6位リカルドとチームごとに並び、7位には1,192秒差でヒュルケンベルグ、8位アロンソ1.273秒差、9位バンドーン1.618秒差、10位にサインツという結果になった。