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F1 ニュース

投稿日: 2017.08.11 08:17
更新日: 2017.08.11 08:19

ホンダF1「ようやく開幕前のターゲットを達成」。出遅れに落胆も、5カ月間の大きな進歩に誇り

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F1 | ホンダF1「ようやく開幕前のターゲットを達成」。出遅れに落胆も、5カ月間の大きな進歩に誇り

 ホンダF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介氏が、シーズン前半戦を終えたいま、ようやくパワーユニットのパフォーマンスが今年のプレシーズンテストを始める時点で目指していたレベルに到達したと語った。スタート地点でつまずいたことに失望している一方で、5カ月で大きな進歩を達成したことは誇りに思っているという。

 マクラーレン・ホンダのプロジェクト3年目にあたる今年、大きなパフォーマンス向上が期待されていたものの、2月のプレシーズンテストからシーズン序盤にかけて、チームは信頼性、競争力の両面で苦しみ、第8戦アゼルバイジャンGPまでポイントを獲得することができなかった。第11戦ハンガリーで今季初のダブル入賞を果たしたマクラーレン・ホンダは、ようやくコンストラクターズ選手権最下位から抜け出した。

 パフォーマンスの改善が徐々に見られているなか、長谷川総責任者は、本来なら今シーズンの最初の時点に現在の状態であるべきだったと語った。

「満足できる状態であるとはとても言えません」と長谷川総責任者はRACERに対して語った。

「本来、今のパフォーマンスレベルをシーズンを始める時点で達成しておかなければなりませんでした。そのため、『バルセロナの時点で発揮しているべきパフォーマンスレベルをようやく達成した』という思いです」

「約5カ月かかりました。通常の技術開発における常識から見れば、5カ月でこのレベルまで挽回したことを、私たちは誇りに思うべきです。ですがF1カレンダーの面から見れば遅すぎました。そのため私は、ほっとした思いもあり、シーズン初めにこのレベルを達成できなかったことに対する大きな落胆も感じています」


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