これで4番手に浮上しさらに前のベッテルを1周1秒速いペースで追いかけていく。ファステストラップを連発するリカルドに対してベッテルも自己ベストで対抗し、その差は1周あたり0.7~1秒。
後方ではマグヌッセンが10番手フェルスタッペンの背後に迫るが、46周目のロッジアのブレーキングでライン変更をしたフェルスタッペンを避けるためにコースオフし、逆に後方のクビアトに迫られることとなった。
ハミルトンは後続を寄せつけることなく53周を走り切って独走勝利。今季6勝目でついにチャンピオンシップでもベッテルを逆転してトップに立った。
ボッタスもハミルトンと5秒弱の差を維持して2位、リカルドは4秒及ばずベッテルが3位、ライコネン5位、6位オコン。7位争いは最終ラップまで3台による激しいバトルが続いたが、ストロールが7位、マッサ8位、ペレス9位のままでチェッカーを受け、フェルスタッペンが10位でレースを終えた。
パワーユニット交換で18番グリッドからスタートしたバンドーンは、33周目にパワーを失ったと訴えてピットに戻りリタイア。
アロンソは浮上のきっかけを掴めないまま次戦でのギヤボックス交換などを考えて51周目にピットに戻りリタイアした。