レッドブルとの契約の下、トロロッソに所属しているカルロス・サインツJr.が、2018年にルノーF1チームに移籍することが決まった。
トロロッソは、パワーユニットサプライヤーであるルノーとの契約を今季末で打ち切って、来年はホンダにスイッチすることを決定。交渉の結果、ルノーが以前から強い関心を持っていたサインツを譲り渡すことになった。
15日、マクラーレン・ルノー、トロロッソ・ホンダの発表が行われるとともに、サインツのルノー移籍も正式に発表された。
現在23歳のサインツは、2014年、フォーミュラ・ルノー3.5でタイトルを獲得、翌2015年にトロロッソからF1にデビューした。今年、レッドブルのジュニアチームで3年目を迎えたサインツは、レッドブル・レーシングが自分ではなく同期のマックス・フェルスタッペンを選んだことに不満を抱いており、来年昇格できないのであれば他のチームに移籍したいと発言。レッドブル首脳陣から叱責されるという一件もあった。
レッドブルは、来季に向けてサインツとの契約のオプションをすでに行使しながら、彼を手放すことになった。
移籍に際し、サインツは「ルノーF1に加わることができてハッピーだ」とコメントしている。
「マニュファクチャラーチームのドライバーとしてF1を戦えるなんて光栄だし、コース上で僕の力を最大限に発揮して、彼らの期待に応えたい」
「ルノーF1は軌道に乗りつつあるし、この重要なタイミングでチームに加わることができることを誇りに思う。エンストンにいるスタッフたちと一緒に仕事をするのが楽しみだし、ニコ・ヒュルケンベルグとともに走るのも楽しみだ」