F1シンガポールGP、午後8時半からスタートしたFP2は、コース全周がカクテルライトに照らされた見慣れた光景が戻ってきた。とはいえ気温、路面温度は昼間とほぼ変わらず、29℃、31℃。ほぼ無風、湿度70%というコンディションだ。
FP1前に来季からのルノー移籍が発表されたカルロス・サインツJr.が、まずは暫定トップタイム。しかしすぐにニコ・ヒュルケンベルグ、ストフェル・バンドーンらが次々にタイムを更新して行く。最終コーナーまで最速だったバルテリ・ボッタスが大きくコースをはみ出すミスを犯す一方、スーパーソフトを履いたダニエル・リカルドはFP1の自己ベストとほぼ同タイムをいきなり叩き出し、一気にトップに躍り出た。
リカルドの勢いは止まらず、1分42秒166までタイムを縮める。するとマックス・フェルスタッペンが同じスーパーソフトでコンマ089秒しのぐトップタイム。FP1同様、レッドブルドライバー同士の最速タイムの応酬が始まった。
一方ルイス・ハミルトンとセバスチャン・ベッテルは、今回最も固いソフトをコンパウンドをともに装着。ハミルトンがフェルスタッペンからコンマ4秒差の3番手に付けたのに対し、4番手のベッテルは1秒以上の差を付けられている。
開始後30分前後にはトップ3強を始め、大部分のマシンがウルトラソフトに履き替えた。真っ先に1分41秒台に突入したのはハミルトン。
暫定トップだったフェルスタッペンにコンマ5秒以上の差を付けるが、直後にリカルドが1分41秒222のタイムでトップを奪い返した。