ピエール・ガスリーがヘアピンでタイヤをロックさせたためひとつ順位を上げ、勢いのあるスーパーソフトで前を追うがリヤのフラップが壊れてDRSが閉じなくなりピットインしてリタイアを強いられた。
42周目にはマッサがターン1でアウトに膨らみ、マグヌッセンがターン2のインを突いて軽く接触しながら前へ。後ろのグロージャンも続いてマッサをパスする。6番手・7番手のフォース・インディア勢は1秒以内の差で走行し、ペレスはオコンへのアタックを願い出るがチームはポジションキープを指示する。
2番手フェルスタッペンは首位ハミルトンよりも僅かに速いペースでじわじわと差を縮めていく。46周目のターン3でストロールの右フロントホイールが壊れコースオフしてストップ。これでVSC導入となるが、レースの大勢に影響はなく50周目に残り4周でVSC解除となった。
ここからフェルスタッペンはさらにハミルトンに迫りついに1秒差を切りDRSを使えるところまで肉薄する。しかし最終ラップのセクター1で間に周回遅れのマッサが挟まり、差が開いてしまう。
結局ハミルトンが逃げ切ってトップでチェッカードフラッグを受け通算61勝目を挙げた。2位フェルスタッペンの後方に変動はなく、3位リカルド、4位ボッタス、5位ライコネン。その後ろのフォース・インディア勢も6位オコン、7位ペレスのままでフィニッシュし、8位・9位にハース勢がダブル入賞。
マッサがアロンソを抑え切って10位でフィニッシュし、アロンソは11位、バンドーンは14位でマクラーレン・ホンダは無得点でレースを終えた。