レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1 ニュース

投稿日: 2017.10.09 15:17
更新日: 2017.10.09 15:18

F1 Topic:トロロッソ広報「完全に私のミス」、アメリカGP参戦が確定していなかったガスリー

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


F1 | F1 Topic:トロロッソ広報「完全に私のミス」、アメリカGP参戦が確定していなかったガスリー

 日本GPの土曜夜、ルノーから「次戦アメリカGP以降、ジョリオン・パーマーに代わってカルロス・サインツJr.が出場する」旨のリリースが流れた。その数分後、今度はトロロッソから、「カルロス・サインツを手放す」というリリースが。そしてそこには、「次戦アメリカGPはダニール・クビアトとピエール・ガスリーが出場する」と明記されていた。 

「ああ、これでスーパーフォーミュラ最終戦へのガスリーの出場はなくなったんだな」とそれを読みながら思ったが、一応本人に確認してみようと、翌日のレース後にガスリーに訊いてみた。すると驚くべきことに、「まだ何も決まってない」というのである。改めてチーム広報に尋ねると、「あ~、申しわけない。完全に私のミス」と、平謝りだった。

「カルロスが出ると聞いて、じゃあダニールとピエールしかいないと、勝手に思い込んだの」

 何と、フランツ・トスト代表やレッドブルのヘルムート・マルコ博士から、何か言われたわけではなかったのだという。完全な思い込み。しかし彼女を責める気には、あまりなれなかった。軽率といえば確かにそうだが、それほど目くじらを立てるほどのことではない。サインツが出て行けば、あとはクビアトとガスリーしかいないというのは、僕も含めて誰もが思っていることだったからだ。

 ところがどうやら、事態はそう単純なものではないらしい。クビアトが契約を盾にアメリカGPからの復帰を確実なものにした一方、参戦が不確かなのはむしろガスリーの方らしい。それはスーパーフォーミュラでのタイトル獲得にこだわるホンダに対し、レッドブル側が推し量ったからなのか。あるいはこの2戦の結果で、ガスリーに即戦力は期待できないと判断したからなのか。

 しかしこれといった有力な代役がいないのも確かで、レッドブル育成ドライバーはマルコ博士自らが「ガスリー以外は、大した若手が育っていない」と才能払底を認めている。直下のカテゴリーではGP3に二コ・カリがいるのみだが、未勝利で選手権10位と低迷している。噂ではセバスチャン・ブエミや、インディ500ウィナーのアレクサンダー・ロッシといった名前まで挙がっている。


関連のニュース