フェルナンド・アロンソが長きにわたって成功から遠ざかっているのはアロンソ自身の責任だと、2016年のF1世界チャンピオンであるニコ・ロズベルグは考えている。
アロンソは5年間のフェラーリ在籍中に自身3度目の世界タイトル獲得の夢をかなえることができず、その後より大きなチャンスを得られることを期待してマクラーレン・ホンダに移籍した。
しかしアロンソを待っていたのは苦難の日々であり、3年目の今年になっても一度も表彰台に上れず、2017年は第16戦を終えた時点で10ポイントしか獲得していない。
ロズベルグはSky F1の解説者として日本GPが開催される鈴鹿を訪れた。その際、彼はスペインのASのインタビューにおいて、アロンソはルイス・ハミルトンやセバスチャン・ベッテルに並ぶベストドライバーであると認める一方で、他のふたりほどキャリアで成功を収めることができずにいるのはアロンソ自身の責任であるとの考えを示した。
「アロンソは非常に不運だ」というインタビュアーの発言に対してロズベルグは「何が不運なんだ? 不運なんかじゃない」と返した。
「間違った選択をし、間違ったチームを選ぶのは不運ではない。自分の決断だ。勝てるクルマをうまく手に入れることも、トップドライバーになるための仕事のうちだ」
「世界最高のドライバーにはなれても、出来の悪いマシンでは勝てない」とロズベルグは付け加えた。
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