ピエール・ガスリーが10月22日、F1アメリカGPとスーパーフォーミュラ最終戦のどちらに参戦するのか注目が集まっているが、スーパーフォーミュラでのタイトルの可能性を優先し、鈴鹿で走ることが内定したと複数のメディアが報じている。トロロッソは代わりとなるドライバー選考を進めているといわれ、ブレンドン・ハートレーが候補に浮上している。
日本GPの週末、ルノーがアメリカGPからジョリオン・パーマーの代わりにカルロス・サインツJr.を乗せると発表。トロロッソは、サインツが日本GPをもって離脱し、アメリカGPではダニール・クビアトとガスリーを走らせるというリリースを発表した。
これによりアメリカGPと同じ週末に行われるスーパーフォーミュラ最終戦をガスリーは欠場することが決定したと思われた。しかしその直後にトロロッソのミスが判明、アメリカGPのドライバーラインアップはまだ決定していなかったことが明らかになった。レッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコは、2018年からトロロッソのパワーユニットパートナーとなるホンダを尊重し、ガスリーを鈴鹿で走らせる意向であることを示唆した。
レッドブルのジュニアドライバーであるガスリーは今年、ホンダエンジンを搭載するTEAM無限からスーパーフォーミュラにフル参戦、最終戦を前に、ポイントリーダーでトヨタエンジンを搭載する石浦宏明から0.5点差のランキング2位につけている。しかしレッドブルの意向で、マレーシアGPと日本GPではクビアトの代わりにF1に出場した。
正式発表は行われていないものの、ガスリーのスーパーフォーミュラ最終戦参戦は確実になったものとみられており、トロロッソは現在、アメリカGPでクビアトのチームメイトを務めるドライバーの選考を行っている。