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F1 ニュース

投稿日: 2017.10.30 12:43

ピレリ「滑りやすい路面において、タイヤを適正な作動領域に保つことが不可欠となった」

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F1 | ピレリ「滑りやすい路面において、タイヤを適正な作動領域に保つことが不可欠となった」

2017メキシコグランプリ決勝

レッドブルのマックス・フェルスタッペン、ウルトラソフト-スーパーソフトと繋ぐ1ストップ戦略でメキシコグランプリを制す
ルイス・ハミルトンとセバスチャン・ベッテルの接触により、両ドライバーともに2ストップ戦略の採用を余儀なくされた
昨年より一段階軟らかい選択となった全3種類のPZeroコンパウンドが登場

2017年10月29日 メキシコシティ

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、予測通りの1ストップ戦略でスリリングなメキシコグランプリを制しました。ドライバーズタイトル争いトップを走るメルセデスのルイス・ハミルトンとフェラーリのセバスチャン・ベッテルとの間で序盤に発生した接触により、両ドライバーは2ストップ戦略の採用を余儀なくされました。

 両ドライバーは、オープニングラップ後にソフトタイヤへ交換しました。その後、レース中盤のバーチャル・セーフティーカー導入周回中、ハミルトンはスーパーソフトへ、ベッテルはウルトラソフトへ交換しました。

ベッテルが2位以内でフィニッシュできなかったことで、ハミルトンの4度目(ピレリタイヤでは3度目)のドライバーズタイトル獲得が決定しました。

 ハミルトンとベッテル以外では、ルノーのカルロス・サインツjr.とフォース・インディアのセルジオ・ペレスも2ストップ戦略を使用しましたが、大半のドライバーは1ストッパーでした。第2スティントをソフトタイヤで走行したドライバー中の最上位は、フェラーリのキミ・ライコネンでした。

ピレリカーレーシング責任者マリオ・イゾラのコメント

「オープニングラップでの接触とバーチャル・セーフティカーの導入により、ハミルトンとベッテルは、予測された1ストップとは異なる戦略の採用を余儀なくされました。低いデグラデーションレート、薄い空気の下での最小限のダウンフォース、滑りやすい路面などの特徴があるメキシコにおいて、タイヤを適正な作動領域に保つことが不可欠となりました」

「フェルスタッペンは、完璧なタイヤマネージを行なって模範的な勝利を手にしました。全3種類のスリックコンパウンドが登場し、各チームが、この魅力的なグランプリの変化する状況に対応する多様な戦略を実行した中、タイヤに関する問題は発生しませんでした。素晴らしい成績を挙げ、その活躍にふさわしい4度目のドライバーズタイトルを獲得したルイス・ハミルトンを祝福したいと思います」


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