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F1 ニュース

投稿日: 2017.11.18 17:44
更新日: 2017.11.18 17:50

40年前に日本を沸かせたコジマKE007&長谷見が鈴鹿サーキットに降臨

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F1 | 40年前に日本を沸かせたコジマKE007&長谷見が鈴鹿サーキットに降臨

 どのピットガレージを覗いても、感動で心が揺さぶられる今週末の鈴鹿サーキット。「RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2017」は、往年のマシンが展示されるだけではなく、実走して心地よい快音も提供してくれる、世界規模でも大きな注目を集めるイベントだ。そして、今年集結した20台以上のレジェンドF1の中でも、ひときわファンの目を引き付けるマシンが存在する。

 コジマKE007・フォード。今から40年前に行われたF1で、ヨーロッパのレギュラー組が大慌てするほどのスピードを見せつけた純国産マシンだ。

 コジマKE007は、国内でレーシングカーコンストラクターとして活躍していたコジマエンジニアリングが、1976年に開催された『F1世界選手権イン・ジャパン』向けに製作したマシン。長谷見昌弘氏のドライビングにより、ポールポジション獲得も夢ではない速さを見せつけた。

コジマKE007
コジマKE007

「富士スピードウェイは何千周も走ったコースですから、攻略のキモとなる部分は我々には見えていたんです」と長谷見氏。

「クルマを設計した小野(昌郎)さんにも、『奇をてらったことはせず、スタンダードな富士仕様を作ってください』とお願いしていました。しかも当時はヨーロッパのトップ連中が使用するエンジン(フォード・コスワースDFV)も手に入りましたからね。なので、自分たちにとっては普通のことで、衝撃的でもなんでもないんです」

 しかもコジマ陣営はさらなる武器も手にしていた。

「いい意味でひとつだけ誤算だったのはダンロップタイヤ(日本ダンロップ)。あれはすごかった! 自分たちが想定したよりも保ちがよかったので、予選も決勝もさらにワンランクずつ柔らかいタイヤが使えた。予選用のタイヤが決勝で使えることが分かったので、予選2回目(金曜日午後の予選)にはさらに柔らかいタイヤを持ち込めたんです」

 最高速を重視した富士に特化したマシン、一線級のエンジン、そして恐ろしくグリップするタイヤ。各要素がより複雑化する決勝での実力は未知数だったが、長谷見氏のドライビングにより、ポールポジションを獲得できるだけの速さをこの純国産マシンが有していたことは間違いない。

 しかし、その強烈なグリップ力を備えたタイヤが影響したのか、日本の期待を一身に背負ったコジマKE007は2回目の予選で大クラッシュを喫してしまう。


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