1992年のF1チャンピオンであるナイジェル・マンセルが、F1はもっと参戦台数を増やすべきであり、マクラーレンとホンダのような優れたチームとエンジンマニュファクチャラーでも苦戦するような規則を変更し、新規参入を促進する必要があると主張した。
F1の発展を目指し、2021年の新レギュレーションについての話し合いがリバティ・メディア、FIA、各チームの間で続けられている。
昨年10月31日、FIAとフォーミュラワンは、チーム側に対し、新たなパワーユニット規則についてのプランを示した。これに対し、チーム側は否定的な反応、あるいは複雑な心境を示し、フェラーリは、F1のスポーツ担当マネジングディレクターであるロス・ブラウンらが提案した、一部エンジンコンポーネントの標準化のコンセプトが正式に導入されるのならば、グランプリレースから完全撤退すると脅しをかけた。
将来グリッド上にフェラーリの存在がない状態でF1はやっていけるかとのSky Sports Newsからの質問に対し、「それは絶対に無理だ」とマンセルは断言した。
「いかなるマニュファクチャラーであれ、撤退させることになれば、F1は大きな難問を抱えることになるだろう」
「現在グリッド上には20台のマシンしかない。全盛期には43台のF1マシンが26のグリッドを争うような時もあった」
「世界中のファンは、マシンが26台になることを切に求めている。最初から対等に戦えるような形で、新しいドライバー、新しい勢力、新しいマニュファクチャラーが入れる状況であるべきだ」