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F1 ニュース

投稿日: 2018.01.29 10:09
更新日: 2018.01.29 10:57

デイトナ24時間決勝で魅せたアロンソの進化。トラブルに見舞われるも「来年以降も出る」と宣言

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F1 | デイトナ24時間決勝で魅せたアロンソの進化。トラブルに見舞われるも「来年以降も出る」と宣言

 IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ第1戦デイトナ24時間レースに参戦したフェルナンド・アロンソ擁する23号車リジェJS P217・ギブソンは、レース中盤でブレーキトラブルに見舞われ総合38位/クラス13位でレースを終えた。

 スポーツカーによる耐久レースにデイトナ24時間で初挑戦するフェルナンド・アロンソは、1月5~7日にデイトナで行われた合同テストで決勝でのピットとガレージの選択権をかけた“予選”が開催されたため、LMP2マシンにコンチネンタル製タイヤを履いてのタイムアタックをそこで初めて経験することができた。

 レースウイークエンドの木曜日に行われた公式予選は、彼にとっては2度目のトライだったが、昨年のインディ500初挑戦での彼が走行を重ねる毎に見せた大きな進歩がスポーツカーではあまり実現されず、予選結果は総合13番手と不本意なものになった。マシンのセッティングはまだベストを引き出せていなかったのだ。

ユナイテッド・オートスポーツの23号車リジェに乗り込むフェルナンド・アロンソ
ユナイテッド・オートスポーツの23号車リジェに乗り込むフェルナンド・アロンソ

 IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップのルールでは、決勝レースでのスタートを予選を走ったドライバーが行う。ル・マン優勝を目指すアロンソは、デイトナには経験値を高めるために出場しており、予選アタックの担当とスタートドライバー、いずれも彼の望むところだった。

 今シーズンのレギュレーション下では、デイトナでのプロトタイプ(P)クラスの1スティントはおよそ24周=45分間ほど。アロンソは他のチームと同じように、まずはダブルスティントにトライした。

 彼は車載燃料の重さによるハンドリングの変化や、走行距離によるタイヤ・パフォーマンスの低下を体感しながら優勝、もしくは上位フィニッシュを目指す戦いを進めていった。

「賢い作戦を用い、スマートにクリーンに走ることで優勝を狙う」と彼は話していたが、スタート直後の接近戦で軽いコンタクトなどもあるバトルに加わり、習熟を重ねながら徐々にポジションを上げていく。予選まででアロンソの見せることのできなかった進歩が、決勝では現実のものとされていた。

 若いチームメイトたちも走りは好く、アロンソたちの23号車リジェは上位での争いに残り続け、燃費の良さを味方につけてトップに躍り出ることさえあった。マクラーレンがすでに囲い込んでいる18歳のランドー・ノリスが、夜8時前から1時間ほど降った雨の中で目覚ましいラップを重ねたことも影響していた。

夜間走行するユナイテッド・オートスポーツの23号車リジェJS P217・ギブソン

■決勝で本領を発揮するアロンソ


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