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F1 ニュース

投稿日: 2016.07.27 23:47

GP topic:アリソン離脱で、現実味を帯びる「ベッテルのフェラーリ離脱説」

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F1 | GP topic:アリソン離脱で、現実味を帯びる「ベッテルのフェラーリ離脱説」

 気になるのは、発表のタイミングだ。通常この手の発表はシーズン終了後に行われる。しかもフェラーリは昨年アリソンと2年契約を延長し、2018年末までフェラーリに残ると発表したばかり。明らかに想定外の事態である。アリソンの後任が、パワーユニット・ディレクターを務めていたチーフテクニカルオフィサーのマッティア・ビノットということが、よく物語っている。ビノットは1995年にエンジンテストの技術者としてフェラーリの一員となった人物だ。

 いずれにしても、技術部門トップの突然の離脱は、短期的にも長期的にもフェラーリにとってマイナスとなることは間違いない。F1引退は規定路線とも言われていたキミ・ライコネンの残留発表に続き、突然のアリソン離脱発表。その背景には、「セルジオ・マルキオンネ社長の短気すぎる性格が影響しているのではないか」と、あるイタリア人ジャーナリストは囁く。

 ハンガリーGP後に「レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表がベッテルのフェラーリ離脱の可能性を示唆している」という件を問われたアリバベーネ代表は、「キミが残留すると発表したら、今度はベッテルが離脱するという話になる。セブがフェラーリの雰囲気を好まないなどと決して言ったことがない。頼むから穏やかに仕事をさせてくれ」と、否定した。しかし、アリバベーネがアリソン離脱を否定したのは6月上旬。その言葉は2カ月も守られなかった。

 部外者のホーナーによる示唆と代表のアリバベーネによる否定。アリソンの離脱によって、両者の言葉の重みは変わりつつある。


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