フェラーリはコンストラクターズ選手権では2008年、ドライバーズ選手権では2007年以来王座から遠ざかっている。勝利ゼロに終わった2016年と比べて2017年には大きく改善、セバスチャン・ベッテルが5勝を挙げ、ドライバーズ、コンストラクターズランキングともに2位に浮上した。昨年はシーズン後半のトラブルやミスが響き、王者メルセデスに届かず、マルキオンネ会長は対策を講じ、2018年に改めて悲願のタイトルに挑戦すると宣言している。
ベッテルはフェラーリでの4年目、ライコネンは2014年の復帰以来5年目、合計8年目のシーズンを迎える。ライコネンはこの4年勝利を挙げておらず、今年強力な結果を出してフェラーリでのキャリアを継続するかどうかが注目される。ベッテルは同じくタイトル4回獲得の経験を持つメルセデスのルイス・ハミルトンを相手に王座奪還を目指す。
フェラーリはプレシーズンテストがスタートする前日の25日、バルセロナのカタルニアサーキットでフィルミングデーとしてSF71Hのシェイクダウンを行うことを予定している。