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F1 ニュース

投稿日: 2018.03.22 09:00
更新日: 2018.03.22 17:27

トラブルに始まりトラブルに終わったマクラーレンF1。真の実力はいかに/全チーム戦力分析(9)

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F1 | トラブルに始まりトラブルに終わったマクラーレンF1。真の実力はいかに/全チーム戦力分析(9)

 F1バルセロナ合同テスト2回目が終了し、マシンの速さそして信頼性が見えてきた。今回は全チームの戦闘力を分析し10回にわたり連載していく。第9回は、テストで多くのテストに見舞われるも、総合で3番手タイムを叩き出したマクラーレンだ。

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●マクラーレン(チーム戦力:73点)
 8日間の合同テストを終えた段階で、最も評価を下すのが難しいチームがマクラーレンだ。理由はトラブルが多すぎたからだ。

 1回目のテストの初日にホイールナットの欠陥によって、走行中に右リヤタイヤが脱落。合同テストで最初の赤旗を出してしまい、初日はわずか51周の走行にとどまった。

 エリック・ブーリエ(レーシングディレクター)は初日のトラブルについて「ただホイールナットが緩んだだけ」と軽く流したが、トラブルは2日目も続いた。

 今度はエキゾーストクリップが破損するというトラブルだった。エキゾーストを固定するクリップが緩んだことで、ワイヤリングルームの一部がダメージを負ってしまい、初日よりも少ない37周しか走ることができなかった。3日目は悪天候でウエットタイヤで11周走っただけ。1回目のテストでトラブルフリーだったのは4日目だけだった。

 3月に入って行われた2回目の合同テストでもマクラーレンのトラブルは止まらなかった。

 初日、インスタレーションラップに出て行ったストフェル・バンドーンはパワーを失った状態でピットに帰還するのである。原因はパワーユニットのバッテリーが原因で電気系統がシャットダウンしたためだった。

 1時間後に走行を再開したものの、再びパワーユニットがシャットダウン。長いお昼休みの後、コースに出たバンドーンだったが、今度はハイドロ系がトラブルに見舞われてコース上でストップ。38周に終わった。


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