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F1 ニュース

投稿日: 2018.03.25 16:07
更新日: 2018.03.25 16:40

F1オーストラリアGP決勝:ベッテルがVSCのチャンスを活かし逆転勝利、トロロッソ・ホンダは振るわず

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F1 | F1オーストラリアGP決勝:ベッテルがVSCのチャンスを活かし逆転勝利、トロロッソ・ホンダは振るわず

 3月25日現地時間午後4時、オーストラリアGP決勝が行なわれた。昼間には雲が垂れ込め小雨がパラつく時間帯もあったものの、決勝は快晴の天候の下で迎えた。強い陽射しが降り注ぎ、気温は24度、路面温度は38度というコンディションでのスタートとなった。

 予選Q3でクラッシュを喫したバルテリ・ボッタスはギヤボックス交換のため5グリッド降格ペナルティを課され15番グリッド、ダニエル・リカルドはFP2の赤旗時の走行ペースが規定より速すぎたため3グリッド降格を受け8番グリッドからのスタート。Q2をスーパーソフトで通過したレッドブル勢、ウイリアムズ勢、ザウバー勢、ブレンドン・ハートレーがスーパーソフトでスタートに臨む。

 ルイス・ハミルトンは好発進でトップを守り、キミ・ライコネン、セバスチャン・ベッテルがこれに続く。後方ではケビン・マグヌッセンが4番手に浮上し抜かれたマックス・フェルスタッペンが逆襲をかける。ロマン・グロージャン、ニコ・ヒュルケンベルグ、リカルドとグリッド順通りに続き、トロロッソ・ホンダ勢はピエール・ガスリーが好発進ですぐに前の2台をパスし16位に浮上したのに対し、ハートレーはターン1でロックさせてフラットスポットを作ってしまい1周目にピットイン。ソフトタイヤに交換してここから無交換で最後まで走り切る作戦に出る。

 5周目にはリカルドがターン13でヒュルケンベルグを抜いて7位に上がると、セルゲイ・シロトキンはブレーキトラブルでストップ。6周目にはマーカス・エリクソンがハイドロ系トラブルに見舞われたようでギヤシフトとパワーステアリングを失ってピットに戻りリタイア。 

 その間に首位ハミルトンはファステスト連発の走りで2位ライコネンとの差を2.6秒にまで広げ、ベッテルはタイヤを守るためか1.7秒ほどの距離を置いて走る。ボッタスは9周目のターン1で前のエステバン・オコンがラインを乱した隙を見のがさずターン3でパスし13位へ。

 ストレートが伸びないためなかなかマグヌッセンを攻略できないフェルスタッペンは、10周目のターン1でイン側縁石に引っかけてスピンしポジションを3つ落としててしまう。

 10周目あたりからハミルトンのペースが鈍り、逆にフェラーリ勢は前とのギャップを縮めるよう指示されファステストラップを塗り替えながら追いかけていく。しかしハミルトンも粘り2.5秒以内には近付けさせない。


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