4月7日、バーレーンGP予選が行なわれた。日没直後の現地時間午後6時、Q1は気温28度、路面温度は32度というコンディションで始まった。各車とも最初からスーパーソフトでアタックへと向かう。フリー走行3回目でパワーユニットのドライバビリティに問題を抱えたセバスチャン・ベッテルはCEを2基目に交換して予選に臨んでいる。
1回目のアタックでブレンドン・ハートレーはターン7出口の縁石をはみ出し酷いアンダーステアだと訴えるが、鳥をヒットしてフロントウイングにダメージを負っていたことが判明してアタックを断念する。
ロマン・グロージャンはターン1で大きくロックさせてコースオフしタイヤにフラットスポットを作ってしまった。この影響でメインストレートでDRSが使えず、タイムアタックをフイにしてしまったドライバーがフェルナンド・アロンソやエステバン・オコンなど数名おり、アロンソはQ1脱落圏の17番手に留まっている。
その一方でフェラーリ勢とバルテリ・ボッタスはソフトタイヤでコースインし早々にQ1通過ラインを破り、トップはキミ・ライコネン、2番手ベッテル、3番手ボッタスという順。
ピットに戻ったハートレーは立て続けにコースインして2回目のアタックへ向かい、ここで10番手タイムを記録した。
しかし18時12分にマックス・フェルスタッペンがターン2の出口でコントロールを失いタイヤバリアにクラッシュ。これでセッションは赤旗中断となってしまった。この時点ですでに4番手のタイムを記録していたが、フェルスタッペンの予選はここで終了となった。
18時20分にセッション再開となり、7番手ケビン・マグヌッセン以下の全車が新品のスーパーソフトを履いて最後のアタックへ。
ここでピエール・ガスリーは9番手タイムを記録してQ2進出を決め、ハートレーも13番手のまま通過。マクラーレン勢はタイムが伸びず、アロンソに至っては最終コーナーでワイドになったグロージャンと1/1000秒まで同タイムで辛くもQ1敗退を免れた。
ウイリアムズ勢、ザウバー勢、そしてグロージャンがQ1敗退。最終アタックの最終コーナーでスピンを喫したシャルル・ルクレールは「僕のミスだ、僕はバカだ!」と自分のミスを責めた。