2018年F1第3戦中国GPのフリー走行3回目が4月14日の現地時間11時から開催された。気温は12度、路面温度14度という肌寒いコンディション。昨日の夜まで降っていた雨は上がり、路面はドライでセッションは開始された。
開始直後から多くのドライバーが積極的に走行を重ねる。開始10分すぎ、キミ・ライコネンがウルトラソフトタイヤで1分34秒794でタイムシートのトップに立った。
開始15分時点、セバスチャン・ベッテルがウルトラソフトで1分33秒689をマークし、フェラーリが1-2体制を築く。
セッションが中盤に差し掛かるとメルセデス勢はソフトタイヤでタイムを刻みはじめる。バルテリ・ボッタスが2番手、ルイス・ハミルトンが4番手につけ、トップ4にフェラーリとメルセデスが入り乱れる形となった。
その直後、ハミルトンが10コーナーでコースオフ、濡れた芝生に乗りスピンするも、幸い大事にはいたらずそのまま走行を続けている。
セッションが折り返しをすぎたとき、ロマン・グロージャンのマシンの右リヤブレーキから発火し、ピットに押し戻される。すると今度はダニエル・リカルドのマシンが白煙を上げ、マシンをストップ。リカルドはマシンを降りてしまった。
残り16分、ベッテルは新品のウルトラソフトタイヤを投入し再度アタックを敢行。ここでベッテル記録した1分33秒018がセッション最速ラップとなった。
2番手にはライコネン、3番手にはボッタスがつけた。マックス・フェルスタッペンが4番手、ハミルトンが5番手となり、フェラーリ勢とメルセデス勢の間にレッドブルが割って入った。
トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは16番手、ブレンドン・ハートレーは14番手につけている。
■F1第3戦中国GP フリー走行3回目結果
Pos. | No. | Driver | Team | Time | Laps |
---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | S.ベッテル | フェラーリ | 1’33.018 | 14 |
2 | 7 | K.ライコネン | フェラーリ | 1’33.469 | 21 |
3 | 77 | V.ボッタス | メルセデス | 1’33.761 | 16 |
4 | 33 | M.フェルスタッペン | レッドブル | 1’33.969 | 14 |
5 | 44 | L.ハミルトン | メルセデス | 1’34.057 | 14 |
6 | 20 | K.マグヌッセン | ハース | 1’34.329 | 25 |
7 | 11 | S.ペレス | フォース・インディア | 1’34.445 | 14 |
8 | 31 | E.オコン | フォース・インディア | 1’34.456 | 16 |
9 | 55 | C.サインツJr. | ルノー | 1’34.582 | 20 |
10 | 35 | S.シロトキン | ウイリアムズ | 1’34.741 | 13 |
11 | 27 | N.ヒュルケンベルグ | ルノー | 1’34.841 | 16 |
12 | 14 | F.アロンソ | マクラーレン | 1’34.851 | 13 |
13 | 2 | S.バンドーン | マクラーレン | 1’34.977 | 16 |
14 | 28 | B.ハートレー | トロロッソ | 1’34.991 | 20 |
15 | 3 | D.リカルド | レッドブル | 1’35.061 | 4 |
16 | 10 | P.ガスリー | トロロッソ | 1’35.079 | 16 |
17 | 18 | L.ストロール | ウイリアムズ | 1’35.375 | 16 |
18 | 16 | C.ルクレール | ザウバー | 1’35.497 | 14 |
19 | 9 | M.エリクソン | ザウバー | 1’35.679 | 13 |
20 | 8 | R.グロージャン | ハース | 1’35.756 | 6 |