フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、15日にテストを行った結果、F1スペインGPでパフォーマンスが不足していたのは、ここに導入されたモディファイされたタイヤのせいではなく、マシン自体に原因があったという結論に至ったと述べた。
ピレリは、スペインGPに通常よりトレッドの薄いタイヤを持ち込んだ。プレシーズンテストでカタルニアサーキットを走行した際、再舗装された路面でオーバーヒートが起こりやすいという声がチーム側から上がったため、ピレリはブリスターを避けるために、トレッドを0.4mm薄くしたタイヤをスペインGPで使用することを決めた。このタイヤはポール・リカールとシルバーストンでも採用される予定になっている。
スペインGPの週末には、メルセデスが再びフェラーリを上回るパフォーマンスを示した。週末を通してベッテルはその原因は新タイヤにあると示唆し、不満を述べていた。
「今週末の(タイヤへの)変更が僕らには悪い方に働いたのかもしれない」とベッテルは決勝後に語っていた。
「ライバルたちよりもマイナスの影響が大きかったのかもしれないと思う。でもモナコで“通常の”タイヤに戻るからよかったよ。今回はライバルたちより苦戦したからね」
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