ルイス・ハミルトンはシーズン後半、パワーユニット交換によるペナルティを受ける可能性が高い。一方チームメイトで、F1タイトル争いのライバルであるニコ・ロズベルグは「リスクなし」で戦うことができそうだ。
現チャンピオンのハミルトンは、先月のオーストリアGPで今季の上限となる5基目のターボチャージャーとMGU-Hを投入しており、後半戦のどこかで10グリッド降格のペナルティを受けることは避けられないと見られている。ドライバーズランキングではスペインGP終了時点でロズベルグに43ポイントの差をつけられていたが、直近の7戦中6戦で優勝したことで逆転、19ポイントのリードを得ている。
「もしニコ(ロズベルグ)が予選で好調を維持し続けた場合、僕は少なくとも1レースはピットかグリッド後方からスタートすることになり、彼は前方でリスクなしのレースができる。これまでも見てきたように、後方からスタートしたところで何が起きるかはわからない。すべてが平等だとは、まったく思えないね。もし僕らが同じ数のエンジンを持っていたとしたらイコールだと思えるかもしれないが、いまは違う。でも、これが現実だし、むしろ僕をハングリーにしている。ただ懸命に戦うしかないんだ」と、ハミルトンは語る。
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