マクラーレンは、早ければ2019年にもインディカー・シリーズに復帰するべく、主なエントリーチームとの提携を模索している。
アメリカからの報道によると、先週末にインディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースで行われたインディカーGPをマクラーレン幹部が観戦。提携の可能性について話し合うために、アンドレッティ・オートスポートやレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングなどと接触したようだ。
マクラーレンは2017年、第101回インディ500にアンドレッティ・オートスポートと組んでスポット参戦し、これにフェルナンド・アロンソが出走した。
もともとマクラーレンは、このアメリカ最高峰のシングルシーター・シリーズとは古くからのかかわりがあり、1970年代にはブリックヤードで3勝をあげている。1972年にペンスキー・レーシングのマーク・ダナヒューが、また1974年と1976年にはワークスチームで出走したジョニー・ラザフォードが、それぞれマクラーレンのマシンで優勝を飾っているのだ。
昨年のインディ500をマクラーレンとともに戦ったアンドレッティ・オートスポートは、マクラーレンの事実上の提携相手と見られている。オーナーのマイケル・アンドレッティはマクラーレン代表のザック・ブラウンと、ヴァージン・オーストラリア・スーパーカーにウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッドとしてジョイント参戦している。
先週末にバルセロナでマクラーレンのインディカー・シリーズ復帰について質問を受けたブラウンは、直接の言及は避けたものの、今後F1にバジェットキャップが導入された場合、それがチームとしてF1以外の選手権にも手を広げる誘因になり得るとの見方を示した。