初日終了後にはレッドブルエンジニアがガスリーの元にやって来て、ホンダのアップグレードについてかなり根掘り葉掘り聞き取り調査をしたという。すでにカナダの段階ではレッドブルは2019年からホンダと組むことがほぼ決まっていたわけだが、正常進化を遂げていることのダメ押しの確認だったということなのだろう。
今週末のポール・リカールはガスリーにとって、ホームサーキットというほど慣れ親しんだコースではない。それでもF4とFルノー2リッターの両カテゴリーで、ここでの優勝を経験している。グリッド降格の呪縛もなくなったガスリーが、自国GPでいつも以上のパフォーマンスを発揮しようと気合いを入れまくっているのは間違いない。
さらにホンダと組む来季のレッドブルは、まだダニエル・リカルドの去就が未知数だ。もしリカルドがフェラーリに移籍すれば、普通ならカルロス・サインツが跡を狙うのが妥当である。しかし、レッドブルとルノーが話し合って、サインツは今後もルノーに残留することで手を打った可能性もある。となると、今後の活躍次第でガスリーのレッドブル昇格が視野に入って来る。ガスリーとしては、いっそう気合いが入るわけである。
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