7月22日現地時間午後3時10分、ドイツGP決勝が行なわれた。
空は朝から雲に覆われているものの雨は降っておらず、気温は26度、路面温度は44度というコンディションでの決勝スタートとなった。しかしターン6方面の雲は低くレース中の降水確率は60%。
16番グリッドだったトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは予選後にパワーユニット一式を新品に交換し、ここで次週のハンガリーGPに向けてペナルティを消化して最後尾グリッドからスタートすることとした。なお、17番グリッドだったブレンドン・ハートレーはES(エネルギー・ストア/バッテリー)以外のコンポーネントを中古のスペアに交換しているがペナルティはなく、ガスリーの分だけ繰り上がって16番グリッドとなっている。
Q3に進んだ上位勢は全車がウルトラソフトタイヤを装着、11番手以下ではエステバン・オコンがウルトラソフト、ダニエル・リカルドがミディアムを履いた以外は全てソフトタイヤでスタートに臨んだ。
スタートでポールポジションのセバスチャン・ベッテルは首位を守って先頭でターン1に跳び込み、上位勢では大きな波乱や順位の変動はなく1周目が終わる。ベッテルはここからファステスト連発の走りで2番手のバルテリ・ボッタス以下を引き離していく。
5番手はケビン・マグヌッセン、6番手にニコ・ヒュルケンベルグ、ターン1でワイドになったロマン・グロージャンは7番手に後退し、トラクション不足に苦しんで7周目にはターン6ではみ出しセルジオ・ペレスにも抜かれてしまう。
14番グリッドのルイス・ハミルトンは驚異的なペースで前走車たちをオーバーテイクしていき、8周目にはグロージャンを抜いて8番手まで挽回してきた。
以下はカルロス・サインツJr.、シャルル・ルクレール、フェルナンド・アロンソ、オコン、マーカス・エリクソンと続き、19番グリッドスタートのリカルドはなかなか前走車を抜くことができないが、10周目にようやくオコンを抜いて13番手まで上がった。