ホンダの長谷川祐介F1総責任者は、可能であれば今年中にあと2回パワーユニットのアップデートを投入してから、2017年シーズンへの準備に専念したいと述べた。
ホンダの「理想のプラン」は、あと2回のアップグレードの1回目を、今週末のベルギーGPで導入するというものだが、これは翌週のイタリアGPに先送りされる可能性もあるようだ。そして最後のアップデートを投じるのは、シーズン終盤のフライアウェイのどこかになるという。
アップデートの内容は、いずれも現在のホンダ製パワーユニットの弱点である内燃エンジン(ICE)の改良と予想されている。
ホンダは今季これまでに22の開発トークンを使用しており、残りは10トークン。最近では、イギリスGPで使ったICEの吸気システムに2トークンを使った。
「さくら研究所では常時開発が続けられているので(アップデートは)準備ができ次第、導入していく」と長谷川氏は語る。
「すでに残り9戦となっており、良いアイデアを見つけたとしても、その導入に適したタイミングは2回しかない。まず最初の機会はスパ(ベルギーGP)で、次はそれ以降ということになる。いずれにしてもトークンは全部使い切るつもりでいる」
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