2018年シーズンからホンダは新しい体制をスタートさせた。テクニカルディレクターを新たに設置し、その初代テクニカルディレクターとして田辺豊治が就任した。
2017年までF1プロジェクト総責任者のポジションにいた長谷川祐介氏と入れ替わるような形での就任だったが、田辺TDは長谷川氏と交代したわけではない。テクニカルディレクターは現場の指揮に専念するために設けられたポジション。これまで以上に現場に力を入れようとする意思が感じられる体制変更だ。そして、その期待に田辺TDはこれまでのところ、十分応えている。