■じつはパルクフェルメ中でもできることがある
パルクフェルメに保管されたマシンには、いっさい手を触れてはいけないと思いがちである。しかしこれには、いくつかの例外が許されている。たとえばここでザウバーのシャルル・ルクレール車に対して行われているような、外から視認できるようなチューブを使ったオイル交換は許可されている。
「ただしパーツ交換は、原則禁止だ」と、フォース・インディアのチーフエンジニア、トム・マクロフは言う。
「もし走行中に破損したパーツがあった場合は、FIAに許可を申請して、全く同じ(仕様の)パーツに交換する。一方で、液体類の出し入れは、比較的自由だ。ブレーキオイルのエア抜きや、燃料補給、オイル交換などはまったく問題なく作業できる」