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F1 ニュース

投稿日: 2018.09.03 00:06
更新日: 2018.09.03 00:23

F1イタリアGP決勝:孤軍奮闘のライコネンは力及ばず、メルセデスのハミルトンが作戦勝ち

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F1 | F1イタリアGP決勝:孤軍奮闘のライコネンは力及ばず、メルセデスのハミルトンが作戦勝ち

 9月2日現地時間午後3時10分、イタリアGP決勝のスタートを迎えメルセデスのルイス・ハミルトンが逆転勝利を飾った。

 朝から曇り空で昼過ぎに小雨が降り始めて降ったりやんだりとなるが路面が濡れるほどではなく、レーダー上は大きな雨雲はない。気温は21度、路面温度28度という、予報よりも涼しいコンディションとなった。

 ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは前戦のクラッシュとパワーユニット投入で20番グリッド、ダニエル・リカルド(レッドブル)はパワーユニット投入で19番グリッド、マーカス・エリクソン(ザウバー)はICE(内燃機関)投入で18番グリッドからのスタートとなった。

 予選Q3進出者は全車がスーパーソフトタイヤの中古、それ以外ではケビン・マグヌッセン(ハース)、シャルル・ルクレール(ザウバー)、エリクソン、リカルドがソフトタイヤで、それ以外はスーパーソフトの新品を履く。

 ポールのキミ・ライコネン(フェラーリ)が好発進を見せターン1は首位をキープ。その後方にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が続いたが、ロッジアでハミルトンがアウト側から被せて前に出て、両者が接触。ベッテルはフロントウイングを壊してスピンしピットインを余儀なくされる。

2018年F1第14戦イタリアGP 決勝スタート時の接触により最後尾に転落したセバスチャン・ベッテル
2018年F1第14戦イタリアGP 決勝スタート時の接触により最後尾に転落したセバスチャン・ベッテル

 スタート直後の混乱で行き場を失ったブレンドン・ハートレー(トロロッソ・ホンダ)が両側を挟まれて右フロントサスペンションを壊しストップ。セーフティカーが導入され、ヒュルケンベルグ、リカルド、ベッテル、エリクソンはピットインして最後まで走り切る戦略に出る。

 4周目にレースは再開され、メインストレートでハミルトンがライコネンのトウに入ってオーバーテイクを果たす。しかしライコネンは続くロッジアで逆襲を仕掛けて抜き返し首位を奪い返す。ここからはライコネンとハミルトンの1秒前後の接戦が続く。

 後方では3番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、4番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)、5番手ロマン・グロージャン(ハース)、6番手カルロス・サインツJr.(ルノー)、7番手エステバン・オコン(フォース・インディア)、8番手ランス・ストロール(ウイリアムズ)、9番手セルゲイ・シロトキン(ウイリアムズ)の順で、5周目のロッジアでオーバーシュートしたマグヌッセンに対して続くレズモでインに飛び込んだセルジオ・ペレス(フォース・インディア)が接触、マグヌッセンはコースオフしピットインを余儀なくされ後退する。


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