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F1 ニュース

投稿日: 2018.09.28 13:13
更新日: 2018.09.28 13:34

【小松礼雄のF1本音コラム】タイヤを保たせられず痛恨のノーポイント。マグヌッセンが最速タイム記録も「価値はない」

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F1 | 【小松礼雄のF1本音コラム】タイヤを保たせられず痛恨のノーポイント。マグヌッセンが最速タイム記録も「価値はない」

 また、ロマンはシロトキンとのバトルによる青旗無視で5秒ペナルティを科されましたが、あれは当然の裁定だと思っています。レギュレーションでは、対象車が1.2秒以内の差に入って青旗が振られた場合、最初の機会で抜かせるようにと定められています。

 ロマンの場合、ターン22の手前で青旗が振られていたので、ターン1までとは言わなくても、ターン7のブレーキングでは絶対にレースリーダーの(ルイス)ハミルトンを抜かせるべきでした。しかし、シロトキンとのバトルで熱くなっていたロマンがハミルトンを先行させたのはターン14の手前でした。
 
 しかもハミルトンはロマンとシロトキンのバトルにつまった結果、2番手の(マックス)フェルスタッペンとの差をすべて失っていました。それだけに、ペナルティを科されたのは当たり前だと考えています。仮に5秒ではなく10秒のペナルティを科されても仕方がなくらいです。

 僕らがレース中にドライバーに伝えているのは、「あとX周でリーダーの青旗にかかるから、抜くチャンスはそれまで。だからX周以内に抜かないとダメ」ということです。
 
 逆に、バトルの最中に自分たちのドライバーが前にいる場合は、「あとX周で後ろのドライバーに対して青旗が出る。そうすれば少し余裕ができるから、それまで絶対我慢しろ」というように伝えます。

 今回のケースに関して言えば、エンジニアがロマンに青旗を伝えるタイミングが少し遅かったことに関しては、反省しなければいけません。実際にはターン3で彼に伝えているのですが、もしターン1よりも前に伝えていれば、メインストレートが1本目、ターン7でストレートが2本目という意識になるので、ターン7で抜かせないとダメだということはロマンにももっと明らかになったと思います。
 
 でも、ドライバーのステアリングに青旗の表示はずっと出ているわけですから、ロマン自身ももっとしっかりと対応するべきでした。

■まさかのマグヌッセンのスランプ
■ファステストタイム記録の背景
■F1日本GPに向けたハースの目標順位

続きはF1速報WEBで掲載中


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