ザウバーF1チームはチャンピオンシップポイント8点を追加してメキシコを発つことになったが、マーカス・エリクソンはチームメイトのシャルル・ルクレールを助けるためにレースを犠牲にするよう強制されたため、チーム全員が笑顔というわけではなかったようだ。
エリクソンは日曜日にルクレールと2位差の9位入賞を果たし、今季6度目のトップ10フィニッシュを達成した。しかしダブルポイントを確実にするためのチームの戦略によってエリクソンはサポート役を務めることになり、そのことに苛立っている。
「基本的にはシャルルのレースを補助するだけという計画だった」とエリクソンは説明した。
「僕は彼を助けるために、自分のレースを完全に犠牲にしていた。自分のレースを棒に振ることになると知っていたから、もっと前の周回でピットストップをしたかった。でもチームとシャルルのため、彼が間隔を広げられるように後ろのマシンを抑えるよう努力しなければならなかったんだ」
「チームのためにやったけど、ポイント獲得のチャンスを捨てているように感じたからイライラしていたよ」
エリクソンはレースの真っ只中、ヘルメットのなかで爆発寸前だったことを明らかにした。
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