ピレリは、2016年F1第13戦ベルギーGPと第14戦イタリアGPのフリー走行でテストしているプロトタイプのタイヤに、問題があることを認めた。
スパとモンツァで外部からの衝撃に強いプロトタイプがテストされているが、ピレリのレーシングマネージャーを務めるマリオ・イゾラは、スパで使用したタイヤについてポジティブなフィードバックはなかったという。
「ふたつの重要な課題があった。ひとつは負荷についてで、左リヤタイヤへの負荷を考慮して製造されていたが、実際にクルマにどのような影響があったのか調査したい。タイヤに発生する自然な力であり、影響のあるクルマとないクルマが存在しているからね」
「もうひとつは、スパではソフトタイヤと比べてグリップが落ちるという報告も受けていた。同じコンパウンドなので奇妙な現象といえるが、なぜそうなったのか現状で説明することはできない」
またイゾラは、あるチームからはソフトタイヤと比べて0.8秒ほど遅いという報告も受けているという。
「スパはロングコースなので、ラップタイムは大きな比較対象だ。いずれにせよ、原因を調べなければいけない。もしタイム差が大きければ、その違いをくわしく理解する必要があるだろう」
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