2019年にマクラーレンF1チームに加入するカルロス・サインツJr.は、トロロッソ時代のチームメイトであり、ライバルであるマックス・フェルスタッペンのおかげでより良いドライバーになることができたと考えている。
両ドライバーは2015年に、鳴り物入りで同時にF1デビューを果たしている。ふたりのトロロッソでの戦いは拮抗していたものの、結果的に1年後の2016年スペインGPでレッドブルへと昇格したのはフェルスタッペンであり、彼はこのときのレースで勝利を収めた。
サインツJr.は2017年シーズン終盤にルノーへレンタル移籍することになり、2019年は同チームに留まるか、ダニエル・リカルドの後任に就き、再度フェルスタッペンとコンビを組むことになると予想されていた。
しかしながらレッドブルがピエール・ガスリーをトロロッソからレッドブルへと昇格させるという決定を下したため、どちらのシナリオも実現には至らず、サインツJr.はマクラーレンに従事することとなった。
フェルスタッペンとの時代を振り返ったサインツJr.は、ふたりの関係性は多くの人々が考えるようなものではなかったと主張している。
「誰もが僕らは互いを嫌っていたと思っているが、これはまったく事実ではない」と24歳の彼はFormula1.comのポッドキャスト配信で語った。
「ファンはいつも僕らの関係についての質問をしてきた。僕自身の友人たちでさえもね」
「僕らは仕事以外でも大いに楽しく過ごし、人々が考えるよりもずいぶんと上手くやっていた。僕らは自分たちのキャリアのために戦っていると分かっていたから、コース上では驚くほどの競争力を発揮した」
「僕としては彼のことを、疑いようもなく最も才能あるドライバーのひとりであると思っている。彼は僕のレベルを引き上げ、より良いドライバーにしてくれたんだ」