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F1 ニュース

投稿日: 2018.12.06 08:10
更新日: 2018.12.04 13:18

F1 Topic:ガスリーが振り返る2018年、日本人エンジニアとともに全力を尽くした鈴鹿の思い出

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F1 | F1 Topic:ガスリーが振り返る2018年、日本人エンジニアとともに全力を尽くした鈴鹿の思い出

 2018年はピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)にとって、特別な一年になったことだろう。初めてF1にフル参戦したシーズンだったからだ。その最後のレースとなったアブダビGPで、ガスリーは少し感傷的になっていた。それは初めてのフル参戦シーズンが終わるだけでなく、トロロッソ・ホンダのドライバーとしても、最後の日になるからだ。

「アブダビGPは僕にとって特別な一週間だった。トロロッソ・ホンダのメンバーとともに戦う最後のレースだったからね。このチームは僕にとって最初にフルシーズンを戦ったF1チームだった」

「僕とチームとの契約は今年いっぱいとなっているけど、僕はアブダビGPが終了した2日後から行われるテストで、レッドブルのマシンを走らせる。だから、アブダビGPのレース日が、チームと過ごす最後の一日となる]

「このチームで僕はF1ドライバーとしていろんなことを学んだし、一緒に成長できたと思う。ここで得た経験はこれからの僕のF1人生にとってとても重要なものになると思うし、彼らとともに過ごした思い出は一生忘れないと思う」

 トロロッソとレッドブル、どちらもレッドブルファミリーだが、チームの雰囲気はどう違うのか。

「トロロッソというチームの特徴は、なんといってもイタリアの家族のようなところ。僕はGP2(現在のFIA F2)でもプレマというイタリアのチームにいたから、トロロッソにもすぐに溶け込めたよ」

「成績がいいときはハイテンションで、悪いときはすぐに落ち込んでしまうけど、僕にはそういう雰囲気は合っていたから、まったく問題なかった。レッドブルのチームカラーはトロロッソとは違うから、そのへんは気をつけないとね」

 ガスリーにとってホンダは、フル参戦ドライバーとして仕事した初めてのパワーユニット・マニュファラクチャーだった。ガスリーにはホンダの仕事ぶりはどのように映っていたのだろうか。

「僕が初めてのフルシーズンをいい形で過ごすことができた理由には、ホンダの存在があったことを忘れてはならない。彼らは昨年、マクラーレンと厳しい関係を経験して、とても難しい状況で今シーズンを迎えていたと思うけど、そういうことを感じさせないくらい、とてもオープンにかつチームとドライバーに対してリスペクトを払って、真摯な態度で接してくれた」

「だから、チームともすぐに打ち解けたし、僕たちドライバーもフィードバックしがいあって、ホンダとの仕事はとても楽しかった。僕はホンダを通して、日本人の精神を理解することができたことも良かった」

トロロッソとホンダのメカニック

■2018年シーズンのピエール・ガスリーにとって記憶に残る出来事とは


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