レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1 ニュース

投稿日: 2018.12.15 09:55
更新日: 2018.12.15 09:56

ピエール・ガスリー、F1初年度は日本で学んだ「短時間での学習法」が活き「目標達成」

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


F1 | ピエール・ガスリー、F1初年度は日本で学んだ「短時間での学習法」が活き「目標達成」

 2018年シーズンのF1にトロロッソ・ホンダF1から参戦したピエール・ガスリーは自身のF1デビューイヤーを「2017年のマクラーレンよりポイントを獲得できたから、うまくいったシーズンだと思う」と評価。また2017年に参戦した全日本スーパーフォーミュラ選手権での経験が役立ったことも明かした。

 F1フル参戦前の2016年にはGP2(現FIA F2)でシリーズチャンピオンを獲得したガスリーは、2017年の全日本スーパーフォーミュラ選手権にTEAM MUGENから参戦すると、7戦中2戦で優勝を遂げて最終戦までチャンピオン争いを展開。また、F1第15戦マレーシアGPでF1レースデビューも果たした。

 この戦績が評価され、2018年はトロロッソ・ホンダから初のF1フル参戦を果たしたガスリー。第2戦バーレーンGPで自己ベストとなる4位入賞を遂げたほか、計5回ポイント圏内でフィニッシュし、29ポイントを獲得している。

■ガスリー「アロンソがいたマクラーレン・ホンダよりもポイントを稼ぐことができた」

 自身にとってF1フル参戦初年度、またトロロッソにとってはホンダとタッグを組んだ初めてのシーズンとなった2018年を、ガスリーは「1年目としての目標は達成できたと思う」とふり返る。

「シーズン自体はポジティブな結果にならなかったけど、(2018年は)トロロッソとホンダが組んだ最初のシーズンだったから、関係を構築して互いに実力を発揮できるようになるまでに時間がかかった」

「そのなかではうまくいったシーズンだと思う。去年(2017年)のマクラーレン・ホンダ時代に獲得したポイントよりも、多くのポイントを獲得できたからね」(マクラーレン・ホンダは30ポイント、トロロッソ・ホンダは33ポイント)

「しかも、マクラーレンにはフェルナンド(アロンソ)がいる状況だった。ホンダは改良の手を緩めず、(シーズンをとおして)パフォーマンスが向上し続けていたよ」

「メルセデスやフェラーリと渡り合うには、まだまだ課題が残っているけど、シーズンをとおしてみせたパフォーマンスの向上度合いや開発の進み方は素晴らしいものだった」

 F1にフル参戦する前、スーパーフォーミュラではTEAM MUGENに、GP2ではプレマ・レーシングに所属していたガスリー。どちらもシリーズを戦うチームとしては体制の整ったチームだが、2017年のマレーシアGPで初めてトロロッソに加わったときは、「チームの巨大さ」に困惑したという。

「あのときはすべてが新しいものだった」とガスリー。

「初めて所属するチームだったし、スタッフもほとんど知らない人ばかり。チーム自体も巨大でトロロッソとしては500人くらいが在籍していたんじゃないかな。GP2やスーパーフォーミュラと比べれば、これは大きな差だよ」

「あの時と比べれば2018年シーズン後半は快適に走ることができていた。走り込めば走り込むほど、ドライビングやセットアップについても知ることができるからね」

「そうしていけば、フロントとリヤのどちらにグリップが欲しいのか、タイヤの使い方はどうすればいいのかといったことが分かる。こういったことも経験がすべてだから、毎レースごとにドライバーとして成長していけたと思っているし、ここ数年でもっと強くなれると思う」

ピエール・ガスリーはF1フル参戦2戦目のバーレーンGPで4位入賞を果たした
ピエール・ガスリーはF1フル参戦2戦目のバーレーンGPで4位入賞を果たした
ピエール・ガスリーは2019年はレッドブルへ移籍。アブダビでのタイヤテストでもレッドブルのマシンをドライブした
ピエール・ガスリーは2019年はレッドブルへ移籍。アブダビでのタイヤテストでもレッドブルのマシンをドライブした

2019年はレッドブル・ホンダへ移籍するピエール・ガスリー
2019年はレッドブル・ホンダへ移籍するピエール・ガスリー

■スーパーフォーミュラでの経験がF1で活きる。18年SF王者の山本には「お礼を言われた」


関連のニュース