レッドブル・レーシングのピエール・ガスリーは、レッドブルでの1年目からナンバー2ドライバーとしてレースをするつもりはないと明言しているが、速さを出すには多少の時間がかかることを認めている。
22歳のガスリーはトロロッソ・ホンダでのルーキーイヤーで結果を出し、2019年のレッドブル・ホンダでダニエル・リカルドの後任に選ばれた。
リカルドは、スピードの面でチームメイトのマックス・フェルスタッペンに及ばなかったことから、レッドブルを離れたというのが大方の見方だ。
ガスリーは最初からフェルスタッペンに挑めることを期待してはいないが、長期的にはフェルスタッペンのサポートに回るようなレースをするつもりはないという。
「今の時点でベストドライバーのひとりになるということは、僕にとって大きな挑戦になる」とガスリーはMotorsport-Totalに語った。
「競争力を出せるまでには少し時間がかかるだろう。でも僕はナンバー2ドライバーになるためにここにいるわけじゃない。僕はそんなことを望んでいないし、それで満足もしない」
「こうしたことは時間がかかるものなんだ。それにマックスはパドックでも最速ドライバーのひとりだから、僕にとってもエキサイティングなことだよ。なぜならより高いレベルに行けるからね」
「シーズンを通じて僕は確実に向上していくよ」
チャンピオンシップで常勝するという野望達成のために、レッドブルはルノーとの提携を解消し、ホンダのパワーユニットに変更する決定を下した。この動きはリスクの高い判断だと考えている人々もいるが、レッドブルの新車は著名デザイナーであるエイドリアン・ニューウェイが関わっているため、2019年シーズンの優勝争いを繰り広げる可能性も十分あるだろう。
「もし勝てるマシンを持てたら、勝ちたいね」とガスリーは付け加えた。
「でもトップ5しか狙えないようなマシンだったら、表彰台が目標になると思う」