レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1 ニュース

投稿日: 2019.03.19 12:12

ふたりの王者に挑み3位を掴んだマックスの力。謎の失速に陥ったフェラーリ【今宮純のF1オーストラリアGP分析】

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


F1 | ふたりの王者に挑み3位を掴んだマックスの力。謎の失速に陥ったフェラーリ【今宮純のF1オーストラリアGP分析】

 31周目、1コーナーで仕掛けていった。ブロックラインをとるベッテルは2コーナーが窮屈なラインに、それが狙いだった。出口加速でトラクションがかからないベッテル、並走すると見せてアウトラインへ。“かまぼこ状”路面のフラットなラインをトレース、ホンダ製パワーユニット(PU/エンジン)のパワーを用い3コーナー減速開始地点の前で出し抜く。綺麗なオーバーテイクにはいくつもの“布石”があった。

 ハミルトンを追う49周目に、1コーナーでわずかにエントリーをミス。芝にはみ出るが適切な速度をキープ、最適な角度で(まっすぐ)コース復帰。タイヤを傷めず、冷やさず、タイムロスを最小減にとどめている。

 そして51周目からペースアップ、54周目時点の最速ラップ、57周目にさらに自己ベストラップ。しかし、この周にトップのボッタスが新最速ラップ1分25秒580を決めていた。

 フェルスタッペンは、ボーナスポイントを狙うというより、2番手ハミルトンに圧力をかけるペースで最後まで揺さぶり続けた。五冠王はそれを意識しつつオールドタイヤでポジションを守りきるが、あらためてフェルスタッペンの攻撃性を感じたに違いない。

 王者の彼だからこそ王者になりうる者のドライバー力はよく分かる。ルイス対マックス、セブ対マックスのリアルな攻防で始まった19年、昨年とは違う活気あるシーズンになりそうだ。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)


関連のニュース

F1 News Ranking

本日のレースクイーン

SUBARU BRZ GT GALS BREEZE
一ノ瀬のこ(いちのせのこ)

F1 Photo Ranking

フォトランキング