そのことはフィニッシュラインでの最高速にも表れていた。チームメイトのピエール・ガスリーが全体で11位となる時速334.1kmを記録していたのに対して、フェルスタッペンは時速330.5kmで17位にとどまった。
ただし、それはメルセデスも同じだった。Q3の最後のアタックで最初にコースインしたメルセデスの2台は、先頭のバルテリ・ボッタスはまったくスリップストリームを使えず、その後ろを走行していたルイス・ハミルトンもほとんどスリップストリームを使えなかった。2台のフィニッシュラインでの最高速は、フェルスタッペンとほぼ同じ、時速331.5km(ボッタス)と時速330.2km(ハミルトン)だった。それでもメルセデスはフロントロウを独占した。
モナハンは言う。
「今日はQ3で2セットのタイヤを使用したとしても、ポールポジションは無理だった。でも、3番手は狙えたかもしれない。明日のレースは表彰台争いをするよ」
予選でスリップストリームを使えなかったフェルスタッペン。4番手からスタートする日曜日のレースでは、1つ前からスタートするフェラーリのセバスチャン・ベッテルのスリップストリームを存分に使い、表彰台へ上がってほしい。
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