F1スペインGPにおいて、ハースのロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンは、ポジションを争って1度や2度ならず、3度もホイールをぶつけ合った。接触は決勝1周目と、セーフティカー後のリスタート時に発生している。
彼らはレース後にチーム代表のギュンター・シュタイナーと話し合うこととなった。シュタイナーは、2度とあのようなことをしないようにと、決然と彼らに伝えたという。
チームにとっての良いニュースは、ドライバーがふたりともポイント圏内でフィニッシュしたことだろう。マグヌッセンは7位、グロージャンは10位となり、チームは7ポイントを獲得。シーズン開幕戦オーストラリアGPで8ポイントを獲得して以来となる得点だ。
マグヌッセンは、彼とグロージャンの間に緊張関係はないと語る。
「結局僕たちの間には何も起こらなかった」とマグヌッセンは語った。
「僕は7位になって6ポイントを稼いだ。彼は1ポイントだが、ペースが出ていたから、もっとポイントを獲得することもできただろう。でもさまざまな理由からそうすることができなかった」
「僕たちがより多くのポイントを取れなかったのは、僕と彼の間に起きたことが原因ではない。彼はコースを外れてしまい、僕の後ろに戻った。そして他のドライバーにポジションを奪われた。だから僕がコースから押し出したことで彼が順位を大きく落としたわけではない。そんなことは起きていなかった」
「僕たちは激しく戦っていたが、セーフティカー後のリスタートで接触してしまったからことで、実際よりも激しく見えてしまった。他のやり方ができたかどうかは分からない。あれはちょっとした判断ミスだったと思う」