ルノーのシャシーをうまくハンドリングする上で、スイートスポットとなる狭い領域を探り出すことは、ダニエル・リカルドとチームメイトのニコ・ヒュルケンベルグ、そして彼らのエンジニアにとって悩ましい悪夢となっている。
「今もまだトリッキーだ」とマシンの調整について聞かれたヒュルケンベルグは答えた。
「バランスに一貫性がなく、セッション中でさえコンディションの変化によってバランスがしょっちゅう変わってしまう。バランスを制御するのが難しい。それに適正範囲が非常に狭く、シャープなようだ。だからときにはリズムを掴んで一貫性を維持するのが難しくなる」
リカルドはさらに問題を展開して語った。
「毎回のレースで、僕たちには予選トップ10に入るのに十分な性能のマシンがあると感じているが、いつもそう簡単にいくわけではない」とリカルドは説明する。
「中団グループは激しい接戦だ。もし小さなミスを犯したらチャンスを逃してしまう。マシンの調子がとても良いことがあっても、次のセッションが始まると調子が落ちたりする。マシンを読み取るのが今も少し難しく、一貫性に欠けている」
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