レーシングポイントのセルジオ・ペレスは、F1第6戦モナコGPの序盤におけるセーフティカー(SC)導入中に、ふたりのマーシャルを危うく轢くところだったと述べた。
SCが出動している間にピットへ向かいタイヤ交換を行ったペレスだったが、ピット出口を出たばかりのところで、ふたりのマーシャルがシャルル・ルクレール(フェラーリ)の破損したマシンから出たデブリを拾っていることに気がついた。
レース後、ペレスは報道陣に対し、「SC導入中に、マーシャルに衝突するところだった」と語った。
「ふたりのマーシャルを轢くところだったよ! とても危なかった。彼らは走って戻るところで、僕はピットから出たところだった。だからブレーキをかけなければならなかったけれど、僕がよけることができて、彼らは本当にラッキーだった」
このインシデントは国際映像には映らなかったものの、レーシングポイントのマシンに搭載された車載カメラがその様子を捉えていた。
ペレスは今回の事態に驚いたことを認めた。というのも、特にモナコGPは、F1カレンダーのなかでも運営が最も整ったグランプリのひとつだからだ。
「彼らの運営はいつもはとても優れている」
「結局のところ、安全が最も重要なことであることは明らかだ。マーシャルとドライバーの安全がね」
ペレスはニアミスが起きた後、無線で「あのマーシャルたちはどうしたんだ? 僕は彼を殺すところだったよ」とマーシャルが無事に戻ったことを確かめた。幸いペレスはマーシャルに反応してブレーキをかけたため、事故にはならなかった。