モナコ決勝。
ニキ・ラウダさんのヘルメットを囲んでの黙とう。
みなさん、ラウダさんを偲ぶ、赤いキャップをかぶっておられます。
レース中、雨がくるかもとの情報がありましたが、降るとしたら涙雨でございましょう。
そのスタート。
ライコさん、因縁のフォースインディア、いや違うレーシングポイントさんと軽く接触。
団子になっててしょうがなくインに入ったらボコられた、こんな感じでしょうか。
ルクレールさんにも第1コーナーショートカットで抜かれておりますし、踏んだり蹴ったりな17番手でございます。
そのルクレールさんは、グロージャンさんを抜いて12番手に。
ちょいと接触をいたしましたが、抜けないモナコでなら、許容範囲でございます。
しかしその後、ニコ・ヒュルケンベルグさんにも挑みましての、接触からのスピン。
右リヤをパンクさせて、ビッタンバッタンと、デブリを巻き散らかしながらピットへお帰りに。
どうにもついていなかったルクレールさん、結局17周目にリタイアとなってしまいました。
セーフティカーのご登場で、ピットインした上位陣。
タッペンさんはボッタスさんの前に、ちょいと強引にピットアウトいたしましたが、アウトです。
5秒ペナルティの刑に処されてしまいました……。
惜しかったなあ、これがなければタッペンさん、表彰台だったのでは。
その後もタッペンさん、最後までハミルトンさんを追いかけまわしてのナイスファイト。
終盤の“どっからでも仕掛けるぜ”なパフォーマンスには、正直しびれました。
ドライバー・オブ・ザ・デイは、文句なくこのおかたでしょう。
やっぱりタッペンさん、成長したなあ!
ステイアウトを選んだライコさんは、ひたすら雨を待ち続けていたのでしょうか。
ライコさんトレインができるまでに、タイヤをじっくり熟成させた後、47周目にやっとピットイン。
しかしタイムはあがれど抜くまでは至らず、万策尽きて終了でございます。
次回、301戦目に期待ですな。
ハミルトンさんは、終始タイヤのことをボヤいておられましたが、トップを守り抜きました。
ニキ・ラウダさんに捧げる優勝です。
実はちょっと、いやかなり心配していたので、勝ててよかった、本当によかった。
それにしても、50周ちかく攻め続けるタッペンさんの体力もすごいし、それに耐えたハミルトンさんのメンタルはすごいわあ。
表彰台で、喜びのあまり走り出してしまったのも納得です。
そりゃプールにも飛び込むさ! プレッシャーからの解放さ!
ホンダPU搭載車は4台入賞!
なんだかホンダ車がまぶしい、まぶしいよ!
伸びしろがあるっていいなあ。
次戦も(表彰台含めて)期待しております。
ところでみなさん、お気づきですか?
次戦はカナダ、あのカナダでございますよ。
丑三つ時からスタートの、誰も寝てはならぬグランプリ。
コンビニ帰りに、ご近所の早起きおじいちゃんとばったり鉢合わせをして、
「ずいぶん早起きだねぇ」
「いいえ、これから寝るんです」
なんて、うっかり会話してしまうんですよ。ああ恐ろしい。
今年も無事、乗り切ることができるでしょうか。
それではまたお会いしましょう!