F1第7戦カナダGP現地情報ブログその2は、サーキットのいろいろな人間模様についてムッシュ柴田氏がお届けいたしますよ~。
————————————
まずは古巣レッドブルの2台を下して、堂々の4番グリッドを獲得したダニエル・リカルド。
笑顔の自分の写真の前で、大笑いが止まりません。「4番グリッドを取ったことと、レッドブル2台の前に行ったこと、どっちがうれしい?」という質問には、一応「そりゃあ4番グリッドだよ」と答えてましたが、本心は……半々ぐらいだったんじゃないでしょうか。
そのリカルドに敗れたマックス・フェルスタッペン。チームの凡ミスの犠牲になったわけですが、とりあえず囲み取材では「ガッカリしている」と言いつつも、文句を言ったりすることはありませんでした。このあと、マックスの向かって左にいるチーム広報のヴィッキーに災難が降りかかるんですが、それはまたのちほど。
惜しくもポールを逃したルイス・ハミルトンは、割りと早めにサーキットから帰っていきました。いつもキャップかヘルメットをかぶってるので、素の頭を見る機会はなかなかないんですが(しかも上から)、けっこう凝った造りになってましたね。洗髪は、このままするんでしょうか?
などとパドックをブラブラ歩いていたら、さっきのヴィッキーがすごい勢いで走ってきて、「私のICレコーダー、知らない?」と、訊くじゃないですか。マックス囲みの際にテーブルの上に置いておいたら、誰かが間違って持ち去ってしまったようなんです。
誰も心当たりがなく、いっしょにメディアセンターに行ったんですが、もう大部分のジャーナリストは帰ったあとでした。それではと、録音された声が手がかりにならないかと一生懸命聞いているヴィッキーです。彼女、仕事もできるし、チャーミングだし、個人的にはイチ押しの広報ですね~。
結局その日は、持ち去った人間は見つからず……。
開けて決勝当日。あんまり天気がいいので、早起きしてモン・ロワイヤル(王の山)まで走ってきました。都会のど真ん中にあるのに、鬱蒼とした森とふかふかの腐葉土の極上トレイルが縦横に走っていて、最高の環境です。
戻る途中、見るからに肩の凝ってそうなカナダの少年を発見。この国でも、ストレートネックは社会問題になってるのかも。
シャワーを浴びて、シャトルバスでサーキットに向かうと、まだ朝早いのに観客の大行列でした。