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投稿日: 2019.06.12 09:00
更新日: 2019.06.12 14:57

【ブログ】Shots!すっかり丸くなったアイスマンのちょっとしたイタズラ/F1第7戦カナダGP

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Blog | 【ブログ】Shots!すっかり丸くなったアイスマンのちょっとしたイタズラ/F1第7戦カナダGP

 2019年F1第7戦カナダGP、セバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンの素晴らしいトップ争いが繰り広げられました。賛否両論あるペナルティですが、サーキットの現場に居る人々はその瞬間どう思ったのでしょうか。今回も熱田護カメラマンがサーキットを歩き、見て、感じて撮った写真と一緒に紹介します。
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Shots!2019年F1第7戦カナダGP
Shots!2019年F1第7戦カナダGP

白熱のトップ争い!
だとばかり思ってました……

コースに出て撮影していると、コース脇にあるモニターで残り周回数や順位の確認をします。
ここはあちこちにモニターがあるので助かるのです。

セバスチャン・ベッテル選手がトップであるに違いないとチェッカーの瞬間を撮ろうといたわけです……けど?
なぜか2位のメルセデスのメカニックが大喜び???

なんで?????

2位でも嬉しいのか????

と思って、パルクフェルメで待つと、やっぱりルイス・ハミルトン選手が1位の場所に来て、いつもの感じで大喜び!

Shots!2019年F1第7戦カナダGP
Shots!2019年F1第7戦カナダGP

表彰台のベッテル選手の表情から、何かあったことはわかったのですけど……パドックに戻って聞くと、5秒ペナルティということ。

またか……

あとで、ビデオを見てみると、あれでペナルティってのはちょっとないんじゃないのかなと思います。
もちろん、ステュワードさん達の裁定は尊重しなければなりません。

でも、ベッテル選手がミスをして芝生に乗ってしまってからの復帰は、あれ以外になかったと思うし、アウト側のハミルトン選手も進路は若干変えてますけど、あの場所のライン上ですし、まったく問題ないレベルだと思うのです。

チャーリー(ホワイティング/今年の3月に死去したF1レースディレクター)さんだったら、どう裁定しただろうとも考えます。

そして、ベッテル選手のレース後の停止位置や順位のボードの位置変えなど、僕は全然問題ないと思います。
そりゃあ、腹も立ちますからね!

人間らしい感情を表に出しやすい人とそうでない人はいますけど、僕は必死に戦っているアスリートの心理状況がよく出るほうがよりその競技を見ている我々に伝わると思うんです。

仲良しでレースは戦えないですからね。
負けてたまるか! 絶対勝つんだ!
または負けてしまった時の怒りや悔しさとか、強い思いがあってこそ見ている人に感動を提供できるわけですから!

しかし、表彰式の時に、ハミルトン選手にブーイングが起きました。
かなりの人が『ブー』って言って、その声は間違いなくハミルトン選手に届いていました。

お客さんは、自由です、どのようなリアクションを取ってもいいんです。
でも、裁定はハミルトン選手が決めたわけじゃないので、『そんなブーイングされてもなあ……』というのがハミルトン選手の気持ちでしょうね。
イヤープラグをしている僕にもお客さんからの声が聞こえて、個人的には残念に思いました……

もし、ペナルティの裁定がなく、ベッテル選手が優勝というレースになっていたとしたら、まったく違う歓喜の表彰台でお客さんも熾烈なトップ争いを見れて良いレースだったねと笑顔で記憶に残るレースになったに違いないと思うんだけども……

なんとも……スッキリしません。

ともあれ、結果は多分変わらないのかな。

メルセデス、7連勝!

Shots!2019年F1第7戦カナダGP
Shots!2019年F1第7戦カナダGP

決勝レース3時間前のハミルトン選手のマシン。
パワーユニットを切り離して寄ってたかってなにやら修理してました……
普通じゃない雰囲気。


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