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F1 ニュース

投稿日: 2019.06.21 19:49
更新日: 2019.09.03 17:10

F1フランスGP FP1:メルセデスが1-2発進。スペック3投入のレッドブル・ホンダはタイヤのグリップ不足に苦戦

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F1 | F1フランスGP FP1:メルセデスが1-2発進。スペック3投入のレッドブル・ホンダはタイヤのグリップ不足に苦戦

 2019年F1第8戦フランスGPフリー走行1回目は、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは4番手、ピエール・ガスリーは6番手タイムをマークしている。

 10年ぶりに再開された2018年のフランスGPは真夏の炎暑に見舞われたが、今年も初日からかなり暑い。FP1の始まる午前11時の時点で気温25℃、路面温度43℃。週末を通じて、快晴が続くという予報だ。ウイリアムズはジョージ・ラッセルに代えて、リザーブドライバーのニコラス・ラティフィを走らせた。

 ホンダはこの週末スペック3のパワーユニット(PU/エンジン)を投入し、トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンを除く3台が搭載。ルノーはダニエル・リカルドが3基目、メルセデスは前戦カナダGPでトラブルに見舞われたレーシングポイントのランス・ストロールがパワーユニットを交換している。車体側では、レッドブル、フェラーリが車体にアップデートを施してきた。

 再舗装された路面コンディションの改善を待つつもりか、開始後25分過ぎまでメルセデスは1周もせず。それでもバルテリ・ボッタスはコースインするとすぐに、それまでトップを占めていたマクラーレンの2台に1秒近い差を付けてトップに立った。そこにフェルスタッペンが絡んで、最速タイムを出し合う展開に。ただしフェルスタッペンはミディアムタイヤに対して、「滑り過ぎる」と、訴えている。

 約0.4秒落ちで、3番手にハミルトン。ガスリーは5番手。フェラーリの2台は、この時点ではシャルル・ルクレール9番手、セバスチャン・ベッテル10番手に留まっている。

 開始後58分、ガスリーが1分34秒271の最速タイムを出すが、すぐにマクラーレンのランド・ノリスに先行された。しかしボッタス、続いてハミルトンが立て続けにトップタイムを更新し、1−2を構築。コンマ4秒遅れで、フェルスタッペンが3番手に付けた。ただし直後のターン8でスピンを喫しており、決して挙動は安定していないようだ。

 セッション終盤には、フェラーリがようやく上位タイムを出し始めた。それでもメルセデスの2台にはかなわず、ルクレールは首位ハミルトンに0.373秒落ちの3番手番手。ベッテルは1秒以上遅れての5番手だった。レッドブルはフェルスタッペン4番手、ガスリー6番手。ガスリーはターン3でスピンを喫し、フェルスタッペン同様リヤのグリップ不足を訴えていた。

 中団グループトップは、7番手ノリス、8番手カルロス・サインツJr.のマクラーレン勢。ルノーのリカルド、トロロッソのアルボンが9、10番手で続いた。地元フランスのロマン・グロージャン(ハース)はトラブルに見舞われ9周しかできず、最下位に終わった。


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