マクラーレンのF1パワーユニットパートナーであるホンダが、マレーシアGPで開発トークンを使ったアップグレードを投入することを決めた。搭載するのはフェルナンド・アロンソのマシンのみで、彼はそのためにグリッドペナルティを受けることになる。
3トークンを残していたホンダは、それを内燃エンジン(ICE)の向上に使うために取り組んできたが、エレメントを交換する場合、アロンソにしてもジェンソン・バトンにしてもグリッド降格ペナルティを受けるため、タイミングに悩んでいた。
以前からホンダF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介氏は、日本GPでのペナルティは避けたいこともあり、マレーシアはいいタイミングであるとの考えを示していたが、最終的な判断はマレーシアの週末を迎えてから行うと述べていた。
英AUTOSPORTの情報によると、ホンダはマレーシアで2トークンを使用して改良したICEをアロンソのマシンに搭載するという。他のエレメントも交換するという説もあり、いずれにしてもアロンソは大幅な降格ペナルティを科される。
1トークンは、エンジンブロックのアップデートに使われ、信頼性と耐久性の改善、軽量によるパフォーマンス向上を狙ったものだという。あと1トークンは、エキゾーストのアップグレードに使用されたようだ。
しかしアロンソはアップグレード版パワーユニットを週末を通して使用する可能性は低いと考えられている。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています