日本GPで導入されたホンダF1パワーユニットのアップデートは主に信頼性向上を狙ったものだが、マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンは、レースでのパフォーマンスを一歩前進させることにも役立っていると語った。
ホンダはマレーシアGPに新しいエンジンブロックと軽量化した排気管を持ち込み、フェルナンド・アロンソが金曜プラクティスでテストした。
結果は前向きであり、アロンソはそのアップデートを日本で使用、バトンも決勝日に搭載した。バトンは予選で下位に終わったため、グリッド降格ペナルティを次戦ではなく日本で受けてしまうという戦略的判断をチームが行い、パワーユニットの交換を行ったのだ。
マレーシアでアロンソは新しいパワーユニットについて「速さが向上したわけではない」と語っている。「(新しい)エンジンは(それまでのものと)パフォーマンスは変わらない。馬力は全く同じだ。信頼性がほんの少しだけ強くなった」
しかし日本で初めて新しいパワーユニットを試したバトンは、信頼性の改善はパフォーマンスの面でもプラスに働くだろうと述べた。
「信頼性はパフォーマンスの助けになる。エンジンでよりアグレッシブな戦略を行うことができるからだ」
「だから決勝ではパフォーマンスの助けになる。だが、予選では特に違いはないだろう」
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