今季もメルセデスがコンストラクターズタイトルを獲得、ドライバーズ選手権においてもベッテルとキミ・ライコネンはすでにチャンピオンの座に就く可能性を失っている。それでもフェラーリは2016年型マシンの開発を続けているというが、ベッテルはそれは正しい判断であると信じている。
「マシンに新しいパーツを導入し続けているのは僕らチームだけではないと思う。チャンピオンシップを争っておらず、規則が大幅に変わる来年に集中していても、それは普通のことだ」とベッテルは言う。
「残りの4戦にも意味はあると思う。いいパフォーマンスを見せて優勝することを目指すと同時に、今年のマシンについて学びたい。最終的にはそれが来年のマシンに役立つんだ」
「周回するすべてのラップを賢く活用しなければならない。来年を視野にいれつつ、すべての瞬間を最大限に利用し、正しいことをしていく」
「僕らは今、正しい行動をしていると、僕は確信している」
日本GPに持ち込んだ新パーツにベッテルは好感触を持ったという。
「新しいパーツには改善が見られた。キミ(・ライコネン)も僕もすぐに気に入った」
「それが日本でいいパフォーマンスをもたらしてくれた。日本(の鈴鹿)はマシンの全体的なパフォーマンスを試すのに適した場所なんだ。新パーツが今年と来年に向けていい指標を与えてくれた」
1 2
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています