F1第7戦ベルギーGP(スパ・フランコルシャン)と第8戦イタリアGP(モンツァ)は、パワーサーキットの双璧をなす存在とされる。しかしスパには中高速コーナーで構成されるセクター2があり、直線スピードとダウンフォースとの高いレベルの共存が求められる。
それに比べればモンツァは、レズモやパラボリカのような中高速コーナーがあるとはいえ、よりシンプルに最高速追求型のサーキットである。なので各チームは毎年、モンツァだけに使用する空力パッケージを投入する。アルファタウリも今回、前後ウイングがモンツァ仕様だった。